福森道歩展

予期せず起こり来る未曾有の試練の渦中で
自然界の生きとし生けるものは動じることもなく
実に淡々と咲き誇り、
豊かに実り、そしてまた何も言わずして
静かに次へと繋いで行く姿に改めて今、
私達に想像以上の感動と気づきを与えてくれます。
陶芸家福森道歩さんはそんな境界の狭間を
じっと見つめ感じ呑み込みながら
生きている陶芸家に思います。
それが根源となり新たなる制作へと
これからも繋がっていくのです。
彼女の手から生まれた作品たちを
どうか御高覧いただけましたら幸いでございます。

会期: 2021年10月14日(木) – 10月24日(日)
会場: 昂KYOTO
時間: 12:00-18:00 会期中無休
20日、21日以外全日在廊予定

福森 道歩 Michiho Fukumori
1975年生まれ
三重県の伊賀・丸柱に江戸時代から続く窯元土樂の七代目・陶芸家の福森雅武の四女として生まれる。
短大卒業後、料理研究家 村上祥子氏のもとで3年、辻調理師専門学校で1年、料理を学ぶ。
京都の大徳寺、龍光院での生活を1年経験した後、2003年に家業に入る。
土鍋と器を作る傍ら、全国のギャラリーや企業の料理教室などで土鍋を使った料理を振る舞う。