
設るという作為に私は常に
自然が織りなす力に助けられて来た。
草花が添えられた一輪挿しがプリンシパルとすれば
敷板となる「銘木」は舞台なのである。
結局の所、見せたかったはずのそれらを包み込んでしまう
舞台の大らかさに何時もただ感動させられる私がいる。
生まれ、育った環境、癖、性格に至るまで
知れば知るほど「銘木」という名の舞台が愛しく本物の意味を教えてくれる。
天井桟敷より臨むこんな私でさえすっかり目が肥えてしまい、
もう元に戻れない自分が可笑しくもある。
是非、触れて見て選び自身の生活に添えてみてほしい。
そして元に戻れ無くなった事実を是非とも何時か共有しようではないか。
泰山堂主人にお力添えを賜り敷板や捶撥を
昂kyotoにて。
屋久杉などの希少な大盤の一枚板ばかりを
イムラアートギャラリーにて展観致します。
どうぞご高覧頂けましたらば幸いでございます。
昂kyoto
永松仁美
会期
2025年5月2日(金) – 5月11日(日)
会場
imura art gallery
〒606-8395 京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31
TEL: 075-761-7372
営業時間: 12:00-18:00 会期中月曜休
昂KYOTO
〒605-0074 京都市東山区祇園町南側581 ZEN2F
TEL: 075-525-0805
営業時間: 12:00-18:00 会期中無休
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